。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅵ《シリーズ最新巻♪》・*・。。*・。
そう言えば…ちょっと前まで、戒とキョウスケはイチは鴇田の近親者って言ってたけど…
マジかよ……
クラッ…
今度はあたしの方が眩暈を起こしそうだ。
てかあいつ!一体何歳なの!?
年齢不詳だとは思ってたけど。
二十歳前後の娘が居るってことは……
だめだ、計算ができねぇ。
はっ!
そう考えれば、何か数々のピースがハマッていくような…
このふてぶてしい態度と言い、皮肉を込めた物言いと言い…
似てる!?
キョウスケは……知っていたに違いない…
戒は?
「戒さんっ!」と小声で窘めているキョウスケを見て、戒も知ってるんだろうな…と改めて思った。
知らなかったのはあたしだけ!?
てか、戒!さりげなく問題をすり替えやがって!!
バンっ!!
あたしはテーブルを勢いよく叩き、その音に全員がこっちを見た。だがそんな視線の集中、気にしてられねぇ。
「おい戒っ!こっちへ来な!!」
あたしは戒の首根っこを掴むと、ズルズルと戒はあたしに引きずられながらも
「響ちゃん!助けて~」
とキョウスケに助けを求めているが
「戒さん、身から出た錆(※)です」と言って、顏を覆い何事か喚いている戒を無視。
みからでたサビ??って何だ?(※自分の犯した悪行の結果として自分自身が苦しむことを指します)
って、今はそんなことでどーでもいい!
これから戒の事情聴取だっ!!