。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅵ《シリーズ最新巻♪》・*・。。*・。

GIRLSナイト!?




☆ GIRLS ナイト ☆


心の中でひたすら謝り、キョウスケ&イチ抜きのメンバーでのトークもあたしは上の空。そうこうしてるうちに12時も目前だった。


「そろそろ寝に行くか」と誰からともなく言い出し、それぞれが部屋に帰って行く。


話している間にイチは風呂から出たようで、ちょっと覗いてみるとそこは誰も居なかった。


てことは……キョウスケのお部屋か…?


これから…もしかして??


と想像して、「いやいや!変な想像やめっ!」とあたしは頭に浮かぶ映像を払うフリで手をバタバタ。


「ホント…どうしちゃったの?」とエリナが心配そうに聞いてきて


「何でもない!」と慌てて答えた。


あたしとリコ、エリナは女子だけの三人部屋。


「あたしお菓子いっぱい持ってきたの~」とエリナがボーダーのワンピースみたいな寝間着姿で、バッグの中をごそごそ。


「あ、あたしも~」とリコも同じようにバッグに手を突っ込んでいて、かく言うあたしもこの日のためにいっぱい買いこんでいたものを取り出し


それぞれ持ち寄ったものをテーブルに乗せると結構な量だった。


ポテチやチョコレート、クッキーやキャンディ。


並べられたそれらを見るとさっきの衝撃シーンが頭から吹き飛び、目をキラキラさせてそのお菓子たちを眺めた。


リコはちゃっかり冷蔵庫からアルコール度数の低いチューハイや、ジュースを持ってきてて


あたしたちは(もちろんあたしはジュース)


「「「かんぱ~い!」」」


グラスを合わせて、それぞれ目当てのお菓子に手を伸ばす。


エリナは怪談話の百物語をやろうってさっき言ってたけど、話はもっぱらオシャレや流行ってるドラマ、そしてやっぱ




恋バナ!




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