。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅵ《シリーズ最新巻♪》・*・。。*・。
戒はさっきまで眠そうだったのに、あたしたちが水着着るって言ったら急に元気になりやがった。
当然千里とキモ金髪もビーチで遊ぶと言う。
キョウスケ&イチを除いた6人と言うメンバー。男子三人はワクワクした面持ちであたしたちを注目している。
う゛
やっぱ恥ずかしい。
いきなりビキニは抵抗があるから流石に女子三人はTシャツやパーカーを着て、しばらくの間水際で遊んでいた。
戒は……流石に背中と太もも内側に紋があるからチノパンと白いシャツと言う姿だったが千里とキモ金髪は海パン姿。
ここは完全なるプライベートビーチってワケじゃないし、あんま知られてない場所なのか、決して多くないけど海水浴に来た客たちで賑わっている。あ、近くに海の家も発見!
今気づいたけどキモ金髪、なかなか鍛えてるな。無駄にいい筋肉しやがって。チャライくせに。
そのチャラキモ金髪に
「先輩、かき氷だって♪あとで食べません?」とリコは海の家に立ててあるのぼりを指さし
「お!いいね~、あ、ソフトクリームもあるよ」
「えー悩む」
何だかんだリコもキモ金髪と楽しそう。
「青い春、だな♪」と二人の様子を眺めて戒がにやにや。
「てかお前、パーカー脱げよ。俺はお前の水着、超!楽しみにしてたの!」
戒……お前程『青春』て言葉が似合わないヤツはいねぇよ。