。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅵ《シリーズ最新巻♪》・*・。。*・。
「俺も腹減った、そこ行こうよ」と千里も賛成派で
と言うワケで、そのグリーンタウンに行こうと決まったものの
「足(車)は?」と龍崎くんが腕を組み「わりぃが響輔の運転だけはぜってぇイヤだかんな!」と目を吊り上げる。
「あたしも同感」と朔羅が頷き、響輔さんの運転て……て気になって響輔さんをちろりと見て、響輔さんの背後からイチさんがタブレットを覗き込んでいて「てか車は?you……イチさんのスポーツカーは二人乗りみたいだし」
「裏手の駐車場にバンが停めてありますよ。管理人が買い出し行くときに使ってる車。8人乗れますからそれでどうっスか?」と先輩が提案して、
「ナイス!キモ金髪!」と朔羅がガッツポーズ。
「「「だけど、車の運転は?」」」
一同の声が揃って、あたしたちはイチさんの方を注目した。
イチさんは
「は?あたし?」ときれいな顏を歪めている。
「しゃーないやん、車の運転できるのって響輔以外あんたしかおらへんし」
龍崎くんが言って「そうと決まったらレッツラゴー!」
「ちょっとぉ!虎間 戒!何であんたが仕切ってるのよ!」
イチさんはギャーギャー喚いてたけれど、行く気モードONなメンバーに色々諦めたようで、てな形でイチさんの意見も聞かずに話がまとまってしまった。
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