。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅵ《シリーズ最新巻♪》・*・。。*・。
これまでのあらすじ
■ 伝説となった四神の頂点、黄龍(コウリュウ)帝王の異名を持つ名前を許されるのは二名。
主人公朔羅と、叔父貴の琢磨
※日本の極道は今、4つの巨大勢力に別れている。
■ 東の青龍、関東一帯を統治している。
朔羅がいる龍崎組もそこに属している。
■ 南の朱雀会は九州地方、沖縄を。
■ 西の白虎。これは関西一帯を。
戒、キョウスケが属するのはこの組織
■ 北の玄武は福島などの東北地方から上を、各々がそれぞれの役目を担い治めている。
関東一帯を治めている青龍会、そして西を治めている白虎会は勢力を増した朱雀と玄武におされ気味であった。
そこで、四神の頂点―――黄龍の席に鎮座している琢磨の考えたことは、青龍会と白虎会が組織同士の盃を交わすこと。
つまりは手を組む……同盟を結ぶと言うこと。
『白虎会は次期当主を誰にするか内輪もめが絶えないって噂だ。内部抗争も勃発してるって。
そんなところと今手を組むなんて、危険極まりない!』
『白虎会現当主には三人の息子がいる。
その息子一人を白虎から差し出し、青龍の娘と婚姻関係を結ばせ、より一層親密な繋がりを結ぶ―――
それが奴の出してきた条件だ』
青龍会会長の姪である朔羅と、白虎会会長の息子、戒に婚姻関係を結ばせて、互いに裏切れない状況を作り出すことで同盟を結んだ二つの組織。
ある日突然現れた死体男が、まさかの白虎会直系虎間組の三男坊で婚約者!?
最初は戸惑った朔羅だけど、彼女は徐々に戒を好きになっていった。