不思議な国のいちご姫
私は10時頃、布団に入って読む準備をしていたの。

一息ついてから、表紙を撫でて、1ページ目を開いた。

そこまでは何もなかった。だけど、2ページ目を開いた瞬間、いきなり本が光だしたの。

夢かと思って私は静かに、そう、ただ静かに---パタンと閉じたの。

また一息つくと、もう一度開いてみたの。

今度は何もなかった。
やはり夢かとおもい、再び本に目をうつした瞬間

ふわっと、いい香りがしたのよ。

そうね。たしか、、、苺。だったかしら。



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