黒猫の呪い

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うるさい。うるさい。うるさい。
うるさい。うるさい。うるさい。

私は布団にくるまっていた。
何日が過ぎただろう。電話も何度もかかって来ていた。仕事だろうだがそれどころでは無い。ずっといるのだ。

うるさい。うるさい。うるさい。
うるさい。うるさい。うるさい。

生首はギリギリ。ギリギリと音を立てながら私の事を追いかけ玄関まできてそこにずっといる。

うるさい。うるさい。うるさい。
うるさい。うるさい。うるさい。

この前まで聞こえていた猫の鳴き声は全て変わってしまった。ギリギリ。ギリギリと

うるさい。うるさい。うるさい。
うるさい。うるさい。うるさい。

隣の家に生首がいくつもあるのだろうか。それはだんだん近づいてきている。
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