初恋+クッキー
部活が始まって一時間後、休憩時間となった。俺たちはベンチに座って自由に過ごす。スマホでゲームをしたり、人と話したり、トイレに行ったり、様々だ。
俺は、友達数人とプロ野球の話で盛り上がっていた。野球はスポーツの中で一番好きだ。何時間でも見ていられる。
「ね、ねえ!!」
話が盛り上がる中、俺たちは急に声をかけられた。振り向くと、女子数人が歩いてくる。ん?何だ?誰かに告白か?野球部がちょっとざわめいた。
野球はやっていて楽しいけど、他の部活のように多くの女子生徒がいるわけじゃない。マネージャーはお世辞にも可愛いとは言えないし、クラスでもあまり女子と話す機会なんてない。だから、非リアの固まりである俺たちにとって、女子に話しかけられるということは夢のような話なのだ!
「これ、さっき家庭部の時間で作ったの。だから……瀬戸口くん受け取ってください!!」
最初に俺たちに声をかけた女子が、恥ずかしそうに顔を赤くしながら男子におしゃれにラッピングしたクッキーを渡す。
俺は、友達数人とプロ野球の話で盛り上がっていた。野球はスポーツの中で一番好きだ。何時間でも見ていられる。
「ね、ねえ!!」
話が盛り上がる中、俺たちは急に声をかけられた。振り向くと、女子数人が歩いてくる。ん?何だ?誰かに告白か?野球部がちょっとざわめいた。
野球はやっていて楽しいけど、他の部活のように多くの女子生徒がいるわけじゃない。マネージャーはお世辞にも可愛いとは言えないし、クラスでもあまり女子と話す機会なんてない。だから、非リアの固まりである俺たちにとって、女子に話しかけられるということは夢のような話なのだ!
「これ、さっき家庭部の時間で作ったの。だから……瀬戸口くん受け取ってください!!」
最初に俺たちに声をかけた女子が、恥ずかしそうに顔を赤くしながら男子におしゃれにラッピングしたクッキーを渡す。