雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる
「………」

狛犬って表示されてるから兄だ。
私はそう思った。
そして、すぐに返信した。

【本部。実行委員だから会えないよ。借り物競争と午後にあるリレーにでるよ。それと、雅さんは見に来てるの?】

そう送ると、兄からの返信を待つ。
送ったらすぐに既読になった。
だからすぐに返信が来るであろうと思って待っていた。

ーピロン

予想通り、一分以内で返信がきた。
私はすぐにそれを見た。

【狛犬:了解!雅なら来てるよ。楽しみにしてる】

私は雅さんが来ていることにホッとした。

「徒競走の準備するから皆、行こ!」

そう言って私は、星君たちに声をかけた。
星君たちはコクリと頷いた。
そして私たちはいそいそと準備を始めた。
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