雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる
私の心も。
天気も。
自然と笑顔になる。

「出てもいいですよ?ちょうど一人、余っているですよ。なので先生に許可を採れば大丈夫ですよ!」

そう言ったのは、弦君だった。
私はその言葉に目を見開いて尋ねた。

「本当!?」

「はい!先生も喜んでオーケーしてくれますよ!!」

「楽しそう!やりたい!!」

そう言って私は即、先生に許可を取りに行ったら見事にオーケーされた。
私は嬉しくてたまらなくて。

「弦君、ありがとう!!」

弦君に抱きついてしまった。
弦君は顔を真っ赤にしていた。
そして、固まっていた。

「いえ………っ」

早速、兄に連絡しなきゃ!!
そう思ってスマホを取り出して、兄に報告した。


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