雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる
「葉玖村ちゃん………」

雅さん、どんな反応してくれるのかな?
楽しみだな………。

「あれ、弦君も一緒なんだ?」

最後のレーンに並ぶと、隣には弦君がいた。

「はい。そうみたいですね。お互い頑張りましょうね、葉玖村先輩!」

「うん!」

弦君は相変わらず、クールだな………。
そして、いよいよ私たちの番になった。

「位置について、どーん」

ピストルの音を聞くと私は走り出した。

「実行委員長速っ!!」

「ヤバい………っ!めっちゃ速いじゃん!」

なんだか私が一番になっちゃった………。
まあ、いいか。
そして衣装は手にとって、着替えコーナーへ。
女子だからこっちか。
私は入っていくと急いで着替える。
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