雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる
初めての失恋
「話があるんだけど………今、平気?」
「………えっと」
「先輩、実行委員………」
「あ、そうだったね。すみません、雅さん。お話はまた今度でも大丈夫ですか?」
「うん、いいよ」
「ありがとうございます」
そう言うと私と弦君は本部へと向かった。
「葉玖村ちゃん、次でるんだっけ?借り物競争に」
「あ、うん」
「じゃあ速く!!もう並んでるよ!!」
「あ、本当だ!行ってきます!」
そういって私は行った。
でも………雅さんのことが気になって仕方なかった。
話ってなんだろう?
「ただいまより借り物競争を始めます。借りられる準備はできていますか?そして………」
アナウンスが終わると、次々にスタートしていった。