雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる
ちゃんと答えられるのがいいんだけど。
そうこうしている間にも私の番になった。

「位置について、どーん!」

勢いよく一歩を踏み出し、目の前にあるお題が書かれている紙を手にとって中を開くと。

「………え?」

[大切な友達]

と言うお題だった。
………[大切な友達]って私に友達って言ったっけ?
と、混乱していたが。

「っ………!」

ある人の顔が思い浮かんだ。
そしてその人のところに走って行った。

「瀧島さん!お願い、一緒にきて!!」

「………え、うん?」

それからあと五人。
こんな大人数ダメかもしれない。
………けど。

「星君!弦君!夏々君!都君!真輝君!」

私含めた7人でゴールテープを切った。
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