雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる
そしてお題の紙を渡す。

「えっと………随分と大人数でしたが、お題は[大切な友達]です」

「葉玖村………」

「葉玖村ちゃん」

「先輩………」

「私………誰か一人なんて選べなかったから。それに、真っ先に思い浮かんだんだ、皆のこと!」

照れながら言うと、6人は笑って。

「ありがとう!!」

そう言った。
私は………嬉しかった。
私の行動に………喜んでもらうのは。
こんなにも幸せなんだね。


「ただいまより、お昼休憩にします。各自で………」

アナウンスが流れて、お昼休憩と告げられる。
私はお弁当を教室に置いてきたんだと気づくと、その場から離れて教室に向かおうとした。
だがー。

「葉玖村ちゃん!」
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