雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる
6人は顔を見合わせて何かを察し合って。

「はい!!」

と、声を揃えて力強く頷いた。
その気持ちに嘘がないと確信した俺は頷いた。

「よろしく頼むぞ!!また来週だがな!」

と付け加える。
そして妹をお姫様抱っこして家に連れ帰るために、早退させてもらうことにした。

葉玖村………お前の笑顔は俺にとって宝物なんだよ。
大切なんだよ、お前が。

「お兄ちゃんってまた呼んでくれよ………」

ーそれだけが願いだった。
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