雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる
それにどうして皆はそんなこと言うの?
優しい言葉をかけられても嬉しくないよ。
逆に苦しいよ………。

「葉玖村ちゃん、なんでお母さんは自分のせいでしんだと思ってるの?どうしてそう思ってるの?」

「だって私を守ったからお母さんが………死ん………」

ーバンッ

「だから違うって!!葉玖村のせいなんかじゃない!!葉玖村を………大切な娘を守って死ねるって親はとっても嬉しいんだよ?」

「………っ!!」

そう………なの?
嬉しいの?
でも。

「死んだのは………私のせいだよっ!!」

「だから違う!どうしてそういう考えしかできないの?なんで………」

「だって私が………笑っていたよなんかを守ったから」

やめて。
< 133 / 137 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop