雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる
きっと………楽なんだろうな。
気があってたりして。
だからずっと一緒にいられるんだ………。
うらやましいな。

「葉玖村ちゃん、美味しい?」

「はい、とっても美味しいです」

私はなんとか笑って答えた。
このケーキは本当に大好きなんだ。
とっても有名なスイーツ店で毎日人がいっぱいいるんだ。
その数多くの中でも私が最も好きなのがこれ。
イチゴベリークリーミーケーキ。
イチゴは甘くてすごい好き。

「へへっ!」

「………」

このケーキを食べてる時が一番………幸せかも。
私はニコニコと笑ってケーキをパクパクと食べていく。
そんな私を二人は優しい眼差しで見つめてくる。
でももうなれちゃった。
それに、ケーキの方が美味しいし!
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