雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる
「ごちそうさまでした!」

あっという間になくなってしまったケーキ。
満腹、大満足!
私は食器を流しに置いて、自室へ戻ろうとするが。

「葉玖村ちゃん、わからない問題とかあるの?」

「………いえ」

なんでそんなことを急に聞いてくるんだろうと不思議に思った。
だけど気にしない方がいいかな。
私は頭がいい。
運動はちょっとわからない。
しっかりやったことないし。
テストとかは問題なんて読まなくてもだいたいはわかる。

「今のところは大丈夫ですよ!」

私は笑って答えた。
すると大平さんは。

「そっか!ならよかった!わからない問題があったらいつでも聞いてね!」

「………はい!ありがとうございます」
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