雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる
私は溢れる涙をこぼしながら、私は嗚咽を漏らしながら大切な人に謝っていた。
〝あの日〟から私は………雨が嫌いだった。


「あ!狛犬………っ!!」

ービクッ

「なんでここに………?」

放課後の図書室に私は一人静かに本を読んでいた。
そんな時に………。

「瀧島さん………」

瀧島さんがきた。
きっと偶然なのだろう。
だって彼女も驚いてるもん。

「偶然だね、狛犬!」

「………そ、うですね」

私は頑張って話をする。
だけど本当ははやくこの場から去りたかった。
だって………。

「隣いい………?」

この人は何かを………隠している気がする。
それが何かはわからないけど。
秘密がある人は危険な気がするんだ。
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