雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる
楽しみだな!!


「たっだいまーってめちゃくちゃいい匂いだな!今日の晩御飯は何?」

「お帰りなさい」

出かけていた兄が帰ってくるなりそんなことを言っていた。
私はというと。

「今日は雅さんも一緒だよ。デザートも作ったんだ」

そういう私の表情はちょっと緩んでいると思う。
だって………雅さんと一緒に食べれるんだもん!
心が弾む。
ポカポカして………ドキドキして。
もうなんだかヤバい。

「そうなん?デザートってちなみに何?」

「それは見てからのお楽しみ!」

そう言って私は雅がいるリビングと台所に行った。
繋がっているんだよ。
それで私はお皿など準備して兄が来るのを待った。雅さんと一緒に。
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