雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる
そう、頭の中で雅さんのいいところをいっている私。

「とにかく一緒に行こうね、じゃ!」

そう言っていい逃げしていった星君にため息しながら座った。
………先に行けばいいかな?
一緒に行ったら周りがうるさそうだからね。
そう心の中で決意していると、後ろから声をかけられた。

「何だかんだでいい感じだな。仲良さそうだったし………」

そう言ってきたのは瀧島さんだった。
私は振り向いて瀧島さんの目を見て話す。

「別に仲良くなんかないですよ?星君が一人で話してただけだし」

私は心の中ですごい突っ込み入れてただけだし。
特に何もなかった。

「名前で読んでるんだ、………あいつのこと」

「しょうがないです。名前で呼んでって言われたんですから」
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