雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる
「それに敬語じゃなくてタメだったし………」

「タメで話してって言われたので………」

なんでこんなに言ってくるの?
瀧島さんには別に興味ないことなのに………。
関係ないし、私たちのことなんてどうでもいいと思うのに………。
一体どうして?
そう思っていたがあえて言わずに。

「じゃ、俺………私が名前で呼んでって言ったらできる?タメで話してって言ったらできる?」

ードキッ

私の胸はドキッとした。
何でだろう?
でも………名前呼びでタメでなんて………。
なんだか申し訳ない。
そんな資格なんかないのに………。
でもそしたら不公平になるよね?
それになんだか瀧島さん………しつこいし………。

「別に………それで呼んで欲しいんだったら私はかまいませんが………」
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