雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる
「うん!確かに可愛いもんな!」

その会話がたまたま耳に入った。
私はビクッとして固まってしまった。
だって………。
私が恋愛対象として見られているかもしれないなんて!
でも私は雅さん一筋だから!

「実行委員長を………三年の狛犬葉玖村にやってもらう」

そう突然言ったのは、先生だった。
え………何で私?

「狛犬は成績も学年トップだからな。しっかり頑張れよ!」

ガーン。

そんなの知らないし聞いてない。
勉強する時間も、家事をする時間もなくなる。
それに………。
たくさんの人に質問されるし、囲まれる!?
それだけは嫌だ!

「先生、私には無理です!そんなの荷が重すぎます!!」

そう反論する私に先生はー。
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