雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる

イメチェン


「あれ、葉玖村………髪………っ」

朝、教室に着くなり瀧島さんは私を見て、わなわなと手を震わせながら私を指差してきた。

「あ、うん。髪型変えてみたんだ。………どうかな?」

「似合ってるよ………っ!!可愛すぎ!!」

いつもはストレートで顔………表情が見えないようにされていたけど今日は違う。
今日は髪を三つ編みにしてみたんだ。
二つにわかれてるよ。

「よかった。イメチェンしてみたんだ!三つ編みしかあんまりできなくて………。それとね、なんだか今日ものすごく皆から視線を感じるんだけど………やっぱり変………、なのかな?」

さっきから皆にすごい見られていて落ち着かない。
普段見えないものまで見えてしまう。
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