雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる
『綴はなにもしなくていいから、葉玖村の面倒をみていたくれるかな?料理は私一人でできるから』

『………わかった!葉玖村、遊ぼー』

そう言って私の方をくるっと向いて微笑む兄。
私は少しホッとして、兄と遊んだ。

でももう………〝あの日〟とは変わってしまった。
ー何もかも。

だから兄は………料理をしてはいけないと思う。
私はそっと台所を見てみると………。

「………」

私は驚愕。
台所の床が………見当たらない。
しかも、全部粉まみれ………。
兄は粉をかぶっていて真っ白だった。
そして、爆発音の原因は………。

「綴………大丈夫?」

「うん。電子レンジにスプーン入れてちゃダメだったんだね………。ビックリだよ」
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