雨の日じゃなくても私は明日の君を好きになる
「うっ!見逃して!!」

私たちのやり取りに他の皆は。

「仲良しなんだな、二人は」

「へ?」

仲良し………?

「あ!ねぇ、皆」

私はさっき疑問に思ったことを聞こうとした。
聞いてもいいのかな?
ちょっと心配だったけど聞いてみた。

「私………が皆のこと下の名前で呼んでもいいの?嫌じゃない?」

そう私が遠慮がちに聞いてみたら五人はキョトンとした顔をした。
星君はなぜキョトンとしたのかわからないけど………。
他の皆はなんとなくわかる。
どうしてそんなことを聞いたのか。
それが疑問だったんじゃないかな?

「別に………僕たちが呼んでって言ったので………嫌じゃないですよ?」

そう言ってはにかむ弦君。
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