お見合い夫婦の結婚事情~カタブツ副社長に独占欲全開で所望されています~
「社員には人気があるけれど堅物で有名な副社長の初スキャンダルだと思ったんだけどな…。しかも相手が入江さんなんて…私張り切って真相を探ってきますなんて課の女の子達と約束しちゃったんだ…」
もっと何かないのとでも言わんばかりに上目遣いに見るゆかりに、真帆がたじろいでいると助け船を出してくれた人物がいた。
「昨日は私が別件で副社長に付き添えませんでしたから。彼女に代わりをお願いしたんですよ」
一条だった。
「あ!い、一条さん!お、おはようございます。そうなんですね…、でもそれならそれで、女の子たちは安心します。あ、ありがとうございます…」
ゆかりは急に頬を赤らめて勢いをなくしていく。そういえば以前彼女が副社長も人気だけれど副社長の秘書である一条も女性に人気なのだと言っていたことを真帆は思い出す。
どちらかというとゆかり自身は一条派だと。
突然憧れの人と話す機会に恵まれて、ゆかりはプチパニックになってしまっているようだ。
兎にも角にも、一条の助け船のおかけで蓮にとっての不名誉な噂も否定できたし、彼女からの追及からも逃れることができた。
真帆はじゃあと挨拶もそこそこにそそくさとエレベーターに乗り込んだ。
もっと何かないのとでも言わんばかりに上目遣いに見るゆかりに、真帆がたじろいでいると助け船を出してくれた人物がいた。
「昨日は私が別件で副社長に付き添えませんでしたから。彼女に代わりをお願いしたんですよ」
一条だった。
「あ!い、一条さん!お、おはようございます。そうなんですね…、でもそれならそれで、女の子たちは安心します。あ、ありがとうございます…」
ゆかりは急に頬を赤らめて勢いをなくしていく。そういえば以前彼女が副社長も人気だけれど副社長の秘書である一条も女性に人気なのだと言っていたことを真帆は思い出す。
どちらかというとゆかり自身は一条派だと。
突然憧れの人と話す機会に恵まれて、ゆかりはプチパニックになってしまっているようだ。
兎にも角にも、一条の助け船のおかけで蓮にとっての不名誉な噂も否定できたし、彼女からの追及からも逃れることができた。
真帆はじゃあと挨拶もそこそこにそそくさとエレベーターに乗り込んだ。