お見合い夫婦の結婚事情~カタブツ副社長に独占欲全開で所望されています~
「…私たちから見ると入江さん自体がなんだか謎に包まれているんです」
ゆかりが躊躇いながら話し始めた。
「一般の課と違って秘書室の方は機密事項も多いですから、あまり他の課と交流がありませんからね。副社長の秘書室に久しぶりの若い女性社員が配属されたってだけでもみんな興味津々なんですよ。それが何度も副社長と一緒に目撃されたら尚更…」
真帆は頷いてうつむいた。
「でも、彼女たちが言ってたことは気にしないで下さいね。私は入江さんが副社長とお似合いだと思っていますよ!」
「そんな!」
真帆は両手を振って否定する。
そんな真帆を見てゆかりはくすくすと笑った。
「もちろん、そんな関係じゃないってことは聞きました。でもそうなればいいなって話しです。さっきの子たちが言ってたみたいに秘書室の方ってちょっと特殊なんです。関連会社とか取引先の社長令嬢が沢山いらっしゃるし、そうじゃない方は社内でもずば抜けで優秀て綺麗な方ばかりで、そういう方って…」
ゆかりが躊躇いながら話し始めた。
「一般の課と違って秘書室の方は機密事項も多いですから、あまり他の課と交流がありませんからね。副社長の秘書室に久しぶりの若い女性社員が配属されたってだけでもみんな興味津々なんですよ。それが何度も副社長と一緒に目撃されたら尚更…」
真帆は頷いてうつむいた。
「でも、彼女たちが言ってたことは気にしないで下さいね。私は入江さんが副社長とお似合いだと思っていますよ!」
「そんな!」
真帆は両手を振って否定する。
そんな真帆を見てゆかりはくすくすと笑った。
「もちろん、そんな関係じゃないってことは聞きました。でもそうなればいいなって話しです。さっきの子たちが言ってたみたいに秘書室の方ってちょっと特殊なんです。関連会社とか取引先の社長令嬢が沢山いらっしゃるし、そうじゃない方は社内でもずば抜けで優秀て綺麗な方ばかりで、そういう方って…」