お見合い夫婦の結婚事情~カタブツ副社長に独占欲全開で所望されています~
今が何時かはわからなかったけれど、少なくとも窓の外の様子から察するに早朝ではなさそうだ。
蓮が微笑んで首を振る。
「べつにそんな寝坊でもないよ、俺もさっき起きたばかりだ」
そしてベッドまで来るとペットボトルを差し出した。
「飲む?」
「ありがとうございます」
それを受け取って真帆は蓮が飲み物を取りに行ってくれたのだと思った。
蓮は寝グセの真帆の髪をくしゃくしゃと撫でてから自身もベッドへ上がってきた。
そして真帆を背後からふわりと抱いた。
「…身体は、大丈夫?」
真帆の髪の香りを楽しむように頭に口づけながら蓮が尋ねる。それが昨夜の出来事を受けてのことだということに気がついて真帆は耳まで真っ赤になった。
昨夜の蓮は信じられないくらいに優しかった。未知の出来事にいちいち戸惑う真帆を丁寧に導き、ひとつひとつおしえてくれた。
無理なことも辛いことも何一つない、幸せな幸せな体験だったけれど最後は口も聞けないくらいくたくたになって眠ってしまった真帆を心配してくれているのだろう。
「だ、大丈夫です…」
蓮が微笑んで首を振る。
「べつにそんな寝坊でもないよ、俺もさっき起きたばかりだ」
そしてベッドまで来るとペットボトルを差し出した。
「飲む?」
「ありがとうございます」
それを受け取って真帆は蓮が飲み物を取りに行ってくれたのだと思った。
蓮は寝グセの真帆の髪をくしゃくしゃと撫でてから自身もベッドへ上がってきた。
そして真帆を背後からふわりと抱いた。
「…身体は、大丈夫?」
真帆の髪の香りを楽しむように頭に口づけながら蓮が尋ねる。それが昨夜の出来事を受けてのことだということに気がついて真帆は耳まで真っ赤になった。
昨夜の蓮は信じられないくらいに優しかった。未知の出来事にいちいち戸惑う真帆を丁寧に導き、ひとつひとつおしえてくれた。
無理なことも辛いことも何一つない、幸せな幸せな体験だったけれど最後は口も聞けないくらいくたくたになって眠ってしまった真帆を心配してくれているのだろう。
「だ、大丈夫です…」