お見合い夫婦の結婚事情~カタブツ副社長に独占欲全開で所望されています~
「副社長は、厳しそうな雰囲気からは想像できませんが意外と甘党でいらっしゃいます。洋菓子よりも和菓子がお好きです。でも何故か飲み物はいつもコーヒー。甘党ですがコーヒー自体はいつもブラックです。それから毎日たくさんの新聞に目を通されているはずなのに…天気予報の欄は見られていないようです」
空(くう)を見つめてつらつらと言葉を繋げてゆく真帆に、蓮がニヤリと笑った。
真帆はくすりと笑う
「毎日、私に天気予報をお尋ねになります。そしてその予報が外れると…」
「なんだ?べつに何も言ってないじゃないか」
蓮が眉をあげる。
真帆は堪らずにくすくすと笑い出した。
「そうですね。でも言葉にしていないだけで…お帰りになられた時の視線は随分と怖かったです…」
少し前に彼が予報にないゲリラ豪雨に遭遇した時のことを言っているのだ。
蓮も真帆につられたように笑い出した。
「いやあれはひどかった。今日は一日中晴れです、なんて誰かさんが自信満々に言うから…すっかり、騙された」
「だから、騙してませんって、ふふふ」
視線を合わせて笑い合う。
空(くう)を見つめてつらつらと言葉を繋げてゆく真帆に、蓮がニヤリと笑った。
真帆はくすりと笑う
「毎日、私に天気予報をお尋ねになります。そしてその予報が外れると…」
「なんだ?べつに何も言ってないじゃないか」
蓮が眉をあげる。
真帆は堪らずにくすくすと笑い出した。
「そうですね。でも言葉にしていないだけで…お帰りになられた時の視線は随分と怖かったです…」
少し前に彼が予報にないゲリラ豪雨に遭遇した時のことを言っているのだ。
蓮も真帆につられたように笑い出した。
「いやあれはひどかった。今日は一日中晴れです、なんて誰かさんが自信満々に言うから…すっかり、騙された」
「だから、騙してませんって、ふふふ」
視線を合わせて笑い合う。