ホットチョコレート2020
「美味しかった! ごちそうさまでした」
食後のコーヒーを飲んだあなたが満面の笑みを見せました。どうやら喜んでもらえたようです。
「これ、どうぞ」
少し照れ臭そうに頬を赤らめながら、あなたが紙袋を差し出しました。今日は、バレンタインデー。中身は確認しなくても、すぐにチョコレートだとわかりました。
「ありがとう」
そのタイミングで、僕はコートのポケットに忍ばせていた小さな箱を取り出しました。
「待たせてごめん」
目を丸くするあなた。僕は、そんなあなたをただただみつめるより他、ありませんでした。
食後のコーヒーを飲んだあなたが満面の笑みを見せました。どうやら喜んでもらえたようです。
「これ、どうぞ」
少し照れ臭そうに頬を赤らめながら、あなたが紙袋を差し出しました。今日は、バレンタインデー。中身は確認しなくても、すぐにチョコレートだとわかりました。
「ありがとう」
そのタイミングで、僕はコートのポケットに忍ばせていた小さな箱を取り出しました。
「待たせてごめん」
目を丸くするあなた。僕は、そんなあなたをただただみつめるより他、ありませんでした。