死の淵で私は貴方に恋をする
*転校生の渡海くん
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Q.どんな恋愛がしたい?
A.少女漫画みたいな恋っ!
Q.どんな人がタイプ?
A.イケメンで頭良くて優しいパーフェクトヒューマン!
Q.初恋は?
A.…まだです。
__でも、
こんな私、福原美桜にもとうとう、春がやってきました。
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同じクラスの弥朔月くん。
派手なタイプではないけれど、すっごいかっこよくて密かに女子に絶大な人気がある。
そんな弥くんに、人生初の恋をしました。
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元気で一途な女子高生
福原美桜 (hukuhara mio)
×
クールな脱力系(?)男子
弥朔月 (amane satsuki)
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でも、現実の恋愛はそんなに甘くない。
「誰、あんた。」
「1-Cの福原美桜ですっ、…弥くん、私と付き合ってくださ…」
「無理。」
瞬殺された私。…だけど、
「ほら、教科書寄越せ。……仕方ねえから教えてやるよ。」
「…やればできるじゃん。」
たまに見せる優しいところとか
「あいつなんかとお前とか全然釣り合わねえから。……お前はここにいろ。」
「なんだ。…期待してたのは俺だけかよ。」
急に出てくるイケメンな言動に
心臓が破裂寸前ですっ……!!
こんなの諦めきれないよ…!
「私、弥くんのこと諦めないから。絶対、ぜーったい振り向かせる!」
「あんた馬鹿?…まぁ、そんなに言うならやってみれば。」
そんなわけで今日も私は弥くんに声をかける。
_「ねぇねぇ、弥くん。」_
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「一ノ瀬くん、私…一ノ瀬くんが好き”でした”。…だから、一ノ瀬くんのこと忘れます。」
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学校の王子様的存在、一ノ瀬煌。
ミルクティーみたいな色のふわふわした髪。
髪と同じ色の綺麗な瞳。
肌は透き通るように白くて、鼻筋はすっと通っている。
そんなイケメンは、学年で首席をつとめるほどで、さらにとっても穏やかな性格で、まさに『顔よし』『頭よし』『性格よし』の三拍子が揃っていた。
だけどこの王子、ほんとは『脱力系意地悪男子』だったようで___!?
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超純粋女子
七瀬琴葉(nanase kotoha)
×
王子様なはずだけどなんか怪しい……?
一ノ瀬煌 (ithinose kou)
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一ノ瀬くんのことは忘れるって決めたけど…
「俺が教えてあげる。」
何かと手伝ってくれて、
「…もっとこっちきなよ。」
何かとドキドキさせてきて、
「…ほんとに俺の事忘れるの?」
__全然忘れさせてくれないっ!
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「初めまして、春野美咲さん。」
17歳の誕生日を迎えた誕生日の夜。
私が出会ったのは
この世に未練を残した、幽霊でした。
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自分に自信がない
春野美咲(ハルノミサキ)
×
未練を残した幽霊
桜庭瑞希(サクラバミズキ)
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「調子のるな、…ばーか。」
いっつもからかってくるけど、
「春野なら大丈夫。…俺がいるから。」
頼りになって、元気をくれる。
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それなのに、
「ごめん…。」
私は君のこと何一つ知らなくて、
「春野は俺が守るから。」
__君に触れることすらできない。
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