続・闇色のシンデレラ
「パパ、かたうーまして?」

「肩車?しょうがねえな」



ずいぶん喋れるようになった絆は上目遣いで志勇におねだり。

志勇はその可愛さに思わずにやつきながら肩車をしてあげていた。

わたしはその様子を眺めながらスマホを構え、動画を撮った。



「おい動画はやめろ」

「あ、バレた」

「すぐやめねえなら後でお仕置きだからな」

「ふふっ、やだ」

「あ?」



怖い顔されたけど、結局わたしは撮り続けた。

絆は志勇に遊んでもらって満足したのか、その後すぐに寝てしまった。



「ふふ、寝顔可愛い」

「……壱華」

「あ、ありがとう志勇。絆あやしてくれて」



そう声をかけると、志勇はベッドに来いと手招きする。

わたしがベッドに座るとやんわり押し倒された。



「志勇?……っ」



突然口を塞がれ、舌を絡ませるような濃密なキスをされた。
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