メタモルフォーゼ
20xx年、科学が崩壊した年。

科学は時を迎え、ついに終わりを告げた.......。

これはポーション、別名「メタモルフォーゼ」

飴状の小さな玉で、飲むと姿形が消えて無くなるという、科学の最高峰の代物である。

主人公零時は、この飴を唯一作れる存在で、科学の荒廃したこの土地に一石を投ずるべく、日々練磨していたのであった。

「バンバンバン!」

後ろから銃声が鳴り響いている。

零時は指名手配犯として、科学省から追跡されていた。

迎えくる銃弾をひらりひらりとかわしながら、零時は物陰に隠れていた。

「零時くーん、どこかなー」

科学省の下っ端の奴が零時に向かって声を上げている。
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