エレベーター
あたしは隣を歩いている充弘にチラリと視線を向けた。
背が高いから見上げないといけない。
そこにはクッキリとしたシャープな輪郭があり、大きな目が前を歩く2人を見ている。
その様子を見ているだけで心臓がドクドクと跳ねて来る。
充弘はあたしのことをどう思っているだろうか?
クラスの中では仲がいいと思うけれど、なんせ充弘はよくモテる。
あたしなんてただの友達で眼中にないかもしれない。
そう思うと途端に寂しく感じた。
一穂は一生懸命アピールしているけれど、あたしは自分の立ち位置がわからなくて動けずにいる。
このままじゃ一穂に先を越されてしまう。
そう思った時だった。
「危ない!」
と、真横から声が聞こえてきて、次の瞬間あたしは充弘に抱きすくめられていた。
背が高いから見上げないといけない。
そこにはクッキリとしたシャープな輪郭があり、大きな目が前を歩く2人を見ている。
その様子を見ているだけで心臓がドクドクと跳ねて来る。
充弘はあたしのことをどう思っているだろうか?
クラスの中では仲がいいと思うけれど、なんせ充弘はよくモテる。
あたしなんてただの友達で眼中にないかもしれない。
そう思うと途端に寂しく感じた。
一穂は一生懸命アピールしているけれど、あたしは自分の立ち位置がわからなくて動けずにいる。
このままじゃ一穂に先を越されてしまう。
そう思った時だった。
「危ない!」
と、真横から声が聞こえてきて、次の瞬間あたしは充弘に抱きすくめられていた。