エレベーター
☆☆☆
それからあたしたちは各階のエレベーターの前で立ちどまり、ボタンを押したり扉を開こうとしてみたが、やはりビクともしなかった。
「噂はただの噂だったのかぁ」
1階まで降りて来た時、幸生が残念そうな声で言った。
1階も昨日とは違い、各教室から光が漏れていて話声が聞こえて来る。
「まぁ、そんなもんだろうな。俺、そろそろ部活行くから」
充弘がスマホで時間を確認してそう言った。
どうやらタイムリミットのようだ。
「おう。頑張れよ~」
部活へ向かう充弘を4人で見送ったのだった。
それからあたしたちは各階のエレベーターの前で立ちどまり、ボタンを押したり扉を開こうとしてみたが、やはりビクともしなかった。
「噂はただの噂だったのかぁ」
1階まで降りて来た時、幸生が残念そうな声で言った。
1階も昨日とは違い、各教室から光が漏れていて話声が聞こえて来る。
「まぁ、そんなもんだろうな。俺、そろそろ部活行くから」
充弘がスマホで時間を確認してそう言った。
どうやらタイムリミットのようだ。
「おう。頑張れよ~」
部活へ向かう充弘を4人で見送ったのだった。