エレベーター
☆☆☆
それから昼休みになるまで、あたしはずっとエレベーターの怪奇現象について考えていた。
あたし以外に誰か同じような経験をした人はいないのだろうか?
なにかしらの出来事があったから、真紀恵先輩は噂を知っていたのだろうから、経験した人物と接触すればなにかわかるかもしれないんだけど……。
しかし、事態はそんなに簡単には運ばなかった。
昼休憩になるとあたし達4人は予定通り真紀恵先輩と合流した。
昼ご飯を食べながらということになったので、今日はみんなで食堂に集合した。
食堂の中は色んな生徒たちでごったがえしていて、カウンターの奥では白衣を着たおばちゃんが何人もせわしなく立ち動いている。
「で、今度も噂話を聞きに来たんでしょう?」
カレーが乗ったトレイを持って椅子に座り、真紀恵先輩が聞いて来た。
あたしたち4人はお弁当やコンビニのパンなので、なんとなく居心地が悪かった。
「そうです」
「残念だけど、エレベーターの噂は前に教えたことしか知らないよ?」
真紀恵先輩はそう言いながら具がほとんど入っていないカレーを口に運ぶ。
それから昼休みになるまで、あたしはずっとエレベーターの怪奇現象について考えていた。
あたし以外に誰か同じような経験をした人はいないのだろうか?
なにかしらの出来事があったから、真紀恵先輩は噂を知っていたのだろうから、経験した人物と接触すればなにかわかるかもしれないんだけど……。
しかし、事態はそんなに簡単には運ばなかった。
昼休憩になるとあたし達4人は予定通り真紀恵先輩と合流した。
昼ご飯を食べながらということになったので、今日はみんなで食堂に集合した。
食堂の中は色んな生徒たちでごったがえしていて、カウンターの奥では白衣を着たおばちゃんが何人もせわしなく立ち動いている。
「で、今度も噂話を聞きに来たんでしょう?」
カレーが乗ったトレイを持って椅子に座り、真紀恵先輩が聞いて来た。
あたしたち4人はお弁当やコンビニのパンなので、なんとなく居心地が悪かった。
「そうです」
「残念だけど、エレベーターの噂は前に教えたことしか知らないよ?」
真紀恵先輩はそう言いながら具がほとんど入っていないカレーを口に運ぶ。