春学恋愛部
「何それ!?本当、どいつもこいつも、嫉妬してるだけだよ!
柚果、先輩とちゃんと、話さなきゃだめだよ。
何かあったとしても、先輩の口から聞かなきゃ。
柚果も先輩にただ合わせるのか、きちんと言いたいことは言うのか、考えなきゃね」

柚果の分も怒ってくれるような鈴花の存在は、柚果にとって支えだ。
「うん、ありがとう」

キーンコーンカーンコーンとチャイムが響き渡る。

(今日の授業は…数学、体育、国語、音楽…
移動と着替えで、先輩のとこには行けない)

『昼休み、屋上で話がしたいです』
Lineを送る。

授業の終わりがけになって海斗から返事あった。
『わかった』

もしかして、振られちゃうのかな?
怖いな。でも、ちゃんと言いたいことは言わなきゃ、と柚果は覚悟を決めた。
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