春学恋愛部
海斗の家。

「んんっ!」
玄関を入ってすぐの、濃厚なキスに柚果の頭は痺れる…。

「ちょっ…海原先輩っ…」
「海斗」
「海斗先輩…」
「先輩はいらない」
「……海斗……んんっ」

真っ直ぐ見つめられらたまま、名前を呼ばされて、またキス。

唇が離れた瞬間、柚果の視界いっぱいになった海斗。
あれ、先輩頬が赤い…?と柚果は思ったが、抱きしめられて見えなくなってしまった。

「お前、変わりすぎ。俺の為に、努力したんだろ?」
「は…い」

ち、近すぎるっ…心臓のドキドキが聞こえちゃうよー。心の中であたふたしながら、動揺する柚果は、早口で捲し立てた。

「で、でも、先輩の為だけじゃなくて自分の為ですし。途中からは辛いだけじゃなくて目標に近付くのが楽しくなってきましたし。そ、それに…んんっ」

3回目のキス。
海斗は口を開く。

「そんなに緊張しなくても、前みたいなことはしねーよ。お前が頑張ったご褒美に、これぐらいはいいだろ……」

4回目のキスは、深くて長い。
もう、柚果も素直に受け入れた。
< 43 / 125 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop