春学恋愛部
転機の文化祭
壁面に大きく貼り出す巨大新聞の準備が忙しくて、柚果にとって体育祭から文化祭はあっという間だった。
海斗とは普通にLineをしたり、デートしたりしていたけれど、何となく二人きりになるのは避けられているような気がしていた。
「柚果ー、休憩だよ。一緒に回ろ」
鈴花に声をかけられて一息つく。
柚果のクラスの写真館は大流行で、ひっきりなしにお客さんが訪れていた。
「海斗来なかったね。クラスの出し物で忙しいのかな」
呟く柚果のことを「だから、行こ」と鈴花が引っ張る。
写真館の一番のお客さんは正樹で、鈴花と二人でハートの背景で恥ずかしそうに笑っていた。
海斗とは普通にLineをしたり、デートしたりしていたけれど、何となく二人きりになるのは避けられているような気がしていた。
「柚果ー、休憩だよ。一緒に回ろ」
鈴花に声をかけられて一息つく。
柚果のクラスの写真館は大流行で、ひっきりなしにお客さんが訪れていた。
「海斗来なかったね。クラスの出し物で忙しいのかな」
呟く柚果のことを「だから、行こ」と鈴花が引っ張る。
写真館の一番のお客さんは正樹で、鈴花と二人でハートの背景で恥ずかしそうに笑っていた。