何故か悪魔がこっちみてる。


*.

「あ、好きかも」

久しぶりに胸の奥が高鳴る音がした。
だけど、そう思った瞬間、その人の視線の先に気づいてしまった。


「……」

好きな人は、私の親友が好きだった。
そして、困ったことに、私はこの親友のことも大好きだった。

私の恋は、死んでしまった。

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