本命は君なのに
私は電車に乗り込みながらふと考えた。
彼は、一体どんな人なんだろうか。
どこの高校に通っているんだろうか?
そして、名前は何ていう名前なんだろう。
一気に頭の中がフル活動する。
彼のことをたくさん知りたいという気持ちがまるで風船が少しずつ膨らむように大きくなっていく。
胸の中がカッーと熱い。
えっ、もしかして、これは恋?!
そう、これが恋、私の初恋の始まり。
そして、明日もまた同じ時間にこの場所で会えるんだろうかという期待を抱きながら学校へ向かった。
恋に落ちる場所は色々なところにあふれている。
高校二年生、鈴鳴 紬(すずなり つむぎ)の恋の歯車が動き始める。
< 4 / 4 >
この作家の他の作品
表紙を見る
・この作品はフィクションです。
2022.8/4-start.
2022.11/15-end.
(c)星利花
表紙を見る
・この作品はフィクションです。
2022.02/14-start.
2022.03/25-end.
(c)星利花
表紙を見る
「それじゃあ、俺は
お前が悲しそうな顔をした時、
いつも笑っていてくれるように
青い空になる。
もしも、
辛い事ばかりが起きた時は
俺は闇の中で一筋の光になる。
だから、俺を信じて──」
・この作品はフィクションです。
2020.9/5-start.
2021.8/16-end.
(c)星利花
この作品を見ている人にオススメ
読み込み中…