春夏秋冬

そして、三ヶ月後には泣きながらあたしの前に現れた。


―――先生、ほかに彼女がいたの。


先輩はその日、あたしを家に泊めて、あたしを抱きしめ、泣きながら眠りについた。

小学生のあたしは、身長ばかりのびて骨張った自分の体とはまったく違う女の子の体にすこしだけドキドキして眠った。

失恋の痛手から立ち直ると、先輩は人が変わったように遊び始めた。

学校でも派手な集団の中にいたし、見る度に違う男をつれて歩いていた。