守るべきは・・・誰


あの日、タクシーで
出会って時から
俺は、結月の事を好きになっていた。

美人なのに無自覚で
いろんな話を
目をクルクルさせながら
話してくれたり・・・
聞いてくれたり・・・
そんな結月が
可愛くて、可愛くてしかたなかった。

「陸と出会えて良かった。」
「陸が、大好きだよ。」
って、照れながら言ってくれていたのに・・


俺は・・・・
結月を愛していた・・・はず・・


何でも一生懸命で
仕事の事もだが
家庭でも、料理も上手で
掃除、洗濯と・・・
いつも、俺のために
頑張ってくれていた。


プロポーズの時・・・
指輪を嵌めたら
驚きながら気絶しそうになって
大変だったけど
意識が戻ると
涙をポロポロ流して喜んでくれた。


ウェディングドレス姿も
すごく綺麗で
銀行の仲間からも
学生時代の友人達からも
美しい結月を
羨ましがられて大変だった。
< 18 / 60 >

この作品をシェア

pagetop