守るべきは・・・誰
2】
☆☆突然に
私は、インテリアプランナーとして
毎日、楽しみながら
仕事をしていた。
やっと、スムーズに仕事が
進むようになり
今日は、早く帰社できたので
買い物を済ませて夕飯の準備をする。
「ただいま。」
「おかえりなさい。
あれっ、今日仕事休み?」
銀行に勤める夫の陸(りく)は
毎日きちっとスーツ姿で
出勤するが・・・・・
帰宅した彼は・・・・私服だった。
「午後から早退したんだ。」
「えっ、どこか、悪いの?」
と、夫の元に行き
おでこに手をあてるが
熱くは・・・・ない・・・・・。。。
私の下げようとした
その手を、陸は取り繋いだまま、
リビングのソファーに
座らせた。
「陸?どうしたの?
夕飯の準備出来たよ。」
「ありがとう、結月。
だけど、食事をする前に
話を聞いてほしいんだ。」
「ん?話し?
今日、陸が私服でいるのと
関係あるの?」
「・・・・ああ、そうなる。」
「そう。」
と、陸に返事をして
話を聞くが・・・・・
それは・・・・
私が····考えつかない内容で
驚きと共に
なんと·····答えるべきか······
嫌っ、なぜ、彼が・私の夫が
こんな事を言い出したのか
私には、理解することが
できなかった。