守るべきは・・・誰
16】
☆☆新しい生活
二人で輝さんのマンションに戻り、
私は荷物を片付けをする。
その間に輝さんは、
お風呂に入り
「結月もお風呂に入ったら」
と、言われて
ゆっくりとお風呂に入った。
ニューヨークでは、
ずっと、シャワーだったから
手足をのばしながら
湯船に入れることが
嬉しかった。
お風呂から上がり
輝さんにビールを渡されて
飲んでいる内に
疲れていたのか、
私は、そのまま眠ってしまったようで
目が覚めたらベッドにいた。
ソファーに座っていたのに
輝さんの優しさに
温かい気持ちになった
だが、輝さんの姿はなく
私は、どれだけ眠っていたのだろうか
輝さんは、仕事にいったようだ。
ダイニングテーブルの上に
食事の準備がされて
〝 会社に行ってくる
ゆっくり休め ”
と、書かれたメッセージが
置いてあった。
輝さんの作ってくれた
食事を食べながら
紬に帰国したことを
連絡すると
たまたま休みだったようで
お昼に会う約束をした。