ストロベリーガトーショコラ for Valentine
「まずは、卵を黄味と白味に分けてね」

ユーナはお手のもの。キレイに分けてくれた。

「そしたら、ママが小麦粉と砂糖、計るあいだにチョコレート刻んでね。小さい包丁使う?

「うん」

ざく、ざく、ざく。手際よくチョコレートを刻むユーナ。

計量が終わった私は、ボウルにバターを細かくちぎって入れる。

お湯を沸かして、倍量の水で割ってフライパンに。

「ゴムベラで混ぜながら、溶かしてね」

「うん」

真剣なまなざしでまぜるユーナ。
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