【完】ボクと風俗嬢と琴の音
「雑誌で見た事ありますあります!
うわぁ~!雑誌よりかっこいいですねぇ~!」
(性格は最悪だけど)再び心の中で毒づきながら、正直な言葉を口にする。
「まぁ~お前みたいな一般人で、しかも風俗嬢がこうやってお目にかかる事はこの先の人生でないだろうな」
うわぁ…
ひくわぁー。
エリートだろうが次期社長だろうが…
こういう人間ひくわぁー…。
嫌いだわぁー…。
「まぁ風俗嬢なのは否定出来ぬ事実ではございますが…
どうします?もう30分時間経っちゃいましたけど…
チェンジは良いですか?」
「だからーなんなんだよ!お前は!」
「いや、ただの仕事しにきてる風俗嬢です。
あたしにとってお金持ちだろーが貧乏人だろうが同じ料金が発生する以上
上も下もありませんから」
「お前、ムカつくなぁ?!」
え?!
何でわたしがキレられてんの?
西城大輝おそるべし
暴君。
小さき頃からエリートでチヤホヤされてたらこうまでも性格がひねくれてしまうものなのだろうか。