【完】ボクと風俗嬢と琴の音

「ハルー!おかえりぃ!!!」


「おう!ただいま!つーか琴子さぁ!コップとか使ったら都度洗えよ!
ためたら後で面倒になるだろっ!」


「ほ~い!!!
てゆーかハル久しぶりだねぇ~!!!」


「てか琴子仕事じゃなかったの?」」


スッピンでジャージ姿。
その彼女の手には、大きな袋がぶら下がっている。

琴子は得意げに袋を持ち上げて


「じゃじゃーん!お寿司買ってきたぁ!!!」


「えぇ?!マジで?!
今日は定食屋でも行こうかなーって思ってたんだけど」


「久しぶりにハルが帰ってきたのに、琴音をひとりぼっちにさせるの可哀想じゃん!
ハル~お疲れ様~!!!早く食べよーー!!!4人前買ってきたから」


「4人前?!買いすぎだろ…」


「いいのっ!あたしがいっぱい食べるんだもんっ!」


テーブルに並べられた、4人前のお寿司。

軽くパーティーみたいだった。

琴音のトイレも綺麗に掃除されていたし、ご飯もいっぱい食べていたようだ。
そして毎日ブラッシングも欠かさなかったらしく
毛並みも艶々。長毛種はその長い毛の管理が大変なのだ。
何よりも琴音の懐きようを見れば………


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