【完】ボクと風俗嬢と琴の音
6.琴子「いくら遠くに居ても1番に思い出すのがあなたなら、それは幸せだ」
6.琴子「いくら遠くに居ても1番に思い出すのがあなたなら、それは幸せだ」
「ふぇ?!」
「ふぇ、じゃないって!何そのとぼけた顔は!
そして何それ…変なキーホルダー」
歌舞伎町の居酒屋で出勤前のユカリと久しぶりに会った。
居酒屋につくなり、ユカリはわたしのバックに着いていたたこ焼きキーホルダーについてつっこんだ。
ユカリはキャバ嬢だから夜出勤なわけなんだけど
わたしは出勤後。
今日も元気に男のアレをしごきまくってきましたぁ~!
まぁ、自慢出来る事じゃねぇーけど。
暗くなりがちな話題だから、出来るだけ明るく、ね?
「ハイブランドにたこ焼きって…」
「これ、可愛いでしょ~?!
お客さんが大阪出張で買ってきてくれたんだぁ~!!!」
本当はハルだけどな!!!
「へー珍しいね、客から貰った物身に着けるなんて
琴子形に残る物は貰わない主義じゃなかったっけ?」
「あーね…。
たこ焼きキーホルダーはずっと欲しかった物だったから…」
「ふーん、そんなのネットで買えばいいのに。
そんなことよりどう思う?!」